アメリカのナッシュビルで、2月に氷霧(ひょうむ)が襲った。氷霧とは霧を構成している水滴が凍ることで、無数の氷の結晶が空気中に漂う。そして氷霧が去った後は、魔法をかけられたように自然の木々や物が凍る、度々このような現象が見られるのだ。
氷霧
まるで世界に終焉が訪れたみたい。氷霧の後、街の全てが凍てついた
2014年の12月のある日、ハンガリーの首都ブダペストは氷霧(ひょうむ, Ice fog )に包まれた。辺り一帯は凍てつき、霧がかかる。その退廃とした光景は、まるで世界が終焉を迎えたかのようだ。
街は氷に包まれ、巨大な氷柱が立ち並ぶ。そして多くの木々は枝の先まで凍り、氷の重さに耐え切れず倒壊した。