
ヨーロッパ、アフガニスタン、ロシア、サイパンなど、戦場だった場所で放棄された古い戦車の画像の数々。かつて猛威を振るった鋼鉄の塊はやがて錆び、生い茂る植物に覆われ、自然の中へと回帰していく。なんだか少し哀愁を感じさせる世紀末的な世界。いつか武器は必要なくなり、人類に平和が訪れる時は来るのだろうか。
ヨーロッパ、アフガニスタン、ロシア、サイパンなど、戦場だった場所で放棄された古い戦車の画像の数々。かつて猛威を振るった鋼鉄の塊はやがて錆び、生い茂る植物に覆われ、自然の中へと回帰していく。なんだか少し哀愁を感じさせる世紀末的な世界。いつか武器は必要なくなり、人類に平和が訪れる時は来るのだろうか。
アルゼンチンの芸術家 Raul Lemesoff は車を改造して戦車を作る。ただの戦車ではない、1979年式のフォードファルコンを改造し、「World Book Day (世界図書の日)」にあわせてたっぷりと本を搭載できるようにしたのだ。
「ペンは剣よりも強し」ということわざもあるが、本すなわち知識の蓄えもまた、現代社会を生きる人々にとって武器であると言えるだろう。そう考えてみれば、本で武装された戦車というアイディアは理にかなう。
ラウルは改造型1979年式フォードファルコン戦車に乗ってアルゼンチンの街を疾走する、無料で本を配るために。