
錆びまくった金属部品を使って製作された野生動物たちの彫刻作品。大きく羽を広げる鷲や、タテガミを靡かせて走る馬など、硬質な金属から作られたとは思えないほど躍動感に溢れた彫刻の数々。スタンドアローンで動き出しそう。
錆びまくった金属部品を使って製作された野生動物たちの彫刻作品。大きく羽を広げる鷲や、タテガミを靡かせて走る馬など、硬質な金属から作られたとは思えないほど躍動感に溢れた彫刻の数々。スタンドアローンで動き出しそう。
割られた岩石の中が粘着性のありそうなネバネバした何かに溢れているように見える彫刻作品や、中が空洞になっていてペチャンコになっている木の幹のような彫刻作品。フランスの彫刻家 Romain Langlois は、かつて粘土と石膏を用いて彫刻を行っていたが、これらの作品は銅から作られている。
彫刻家 Giuseppe Rumerio による彫刻作品。獲物を追う動物、闘う動物、隆起する筋肉、風になびく毛。弱肉強食の過酷な自然界の中で、力強く生きる野生動物たちを、木彫りの彫刻でリアルに表現した作品。
オリジナルのキャンバスに数千ものネジを打ちつけ、その上から個別に色が塗られて制作されたユニークな絵画彫刻アート。ネジを打つ深さは個別に異なっており、作品全体には立体感がある。現代美術家アンドリュー・マイヤース (Andrew Myers) の作品。
スペインの彫刻家 Fernando Suárez Reguera による彫刻作品。彫刻のモチーフは、サイ、ゴリラ、ゾウなどの野生動物や、躍動する人間、都市の建造物にまでにいたる。青銅、鉄、樹脂からなるユニークな作品は、どこかロボットっぽくて格好良いし、今にも動き出しそうだ。
アメリカ、サンフランシスコ出身のアーティスト、コートニー・マチソン (Courtney Mattison) による彫刻作品『Aqueduct / アクアダクト』。セラミックで作られていたイソギンチャク、珊瑚、海綿動物などはエアダクトから発芽した。海の生態系の変化や環境保全への意識を高めるための表現が用いられた。
コロンビアのペーパーアート作家ダイアナ・ベルトラン・エレーラ (Diana Beltran Herrera) は100種類以上にも及ぶ紙の彫刻作品を作り上げてきた。色鮮やかな羽毛に覆われた鳥や優雅な蝶をモチーフとした彫刻作品は、紙、ダンボール、木材といったエコな素材で制作されている。紙とは思えないほど精密に造形された動物たちは、まるで命が宿っているようにリアルだ。
乾式壁とは石膏ボードを使用した壁のことで、マンションなどでも使用される建築材料である。只者ではない石膏職人Bernie Mitchellは、石膏を塗る道具パテペラを用いて壁にペタペタと石膏を塗りたくって、立体的な彫刻を制作する。描かれるモチーフは、動物や自然などで、壁の外観は美しい彫刻によって彩られる。
硬質な金属線がまるで風になびくように緩やかな曲線を描いて流れる。固体が持つエネルギーを可視化するように、ライオン、ウマ、サイ、マンモス、カバ、パンダなどの野生動物たちの外観を力強く表現した彫刻作品。
ラジカセ、ポラノイドカメラ、ジョイスティック、ファミコンのコントローラー、アナログレコードプレイヤー。かつては最先端で技術によって生み出され、その存在を愛されていた古風なテクノロジーの産物を、セメントで化石のように製作した彫刻シリーズ『未来化石 / Future Fossils』。もしひょんなことで今人類が絶滅してしまったら、僕らの所有物は、こんな感じの化石として未来人に発見されるのだろうか。
ヨーロッパの10ヶ国を通り、やがて黒海へと繋がる巨大な国際河川、ドナウ川に流れ着いた流木を主な素材とした彫刻作品。川の流れに身を任せてはるか遠くから旅をしてきた朽ち果てた流木からなる動物たちの彫刻作品は、どこかゾンビっぽい。
中国、崇明県の農家の畑に現れたのは藁(わら)で作られた巨大な3匹のカニ。中国の一部の地域では、収穫後の稲わらを燃やして残った灰の一部を土地の肥料として利用しているが、稲わらを焼却することによって大気汚染が生じる問題がある。この巨大なカニさんプロジェクトの背景には、アーティストがリサイクルした稲わらを使用することによって、中国の環境汚染問題の意識を高める狙いがある。