ウマ、キツネ、カブトムシなど、森の動物をモチーフにしてワイヤーから製作された彫刻作品。カクっとしているスタイリッシュな多角形は、数学的、幾何学的な印象を漂わせる。
ポーランド出身のアーティスト、Mat Szulikによるアート作品
ウマ、キツネ、カブトムシなど、森の動物をモチーフにしてワイヤーから製作された彫刻作品。カクっとしているスタイリッシュな多角形は、数学的、幾何学的な印象を漂わせる。
ポーランド出身のアーティスト、Mat Szulikによるアート作品
ウクライナの建築デザイナーが設計し、お菓子作りのプロのパティシエの手によって具現化されたのは、完璧なまでに幾何学的な形をしたデザートの数々。まるで3DCGで作られたかのような造形をしている。整合性のある美の中に美味あり。
規則的なパターン、整っているもの、幾何学的なもの、数学的なもの、直線や図形の繰り返し、滑らかな曲線。やけに整然としたものを眺めると、頭の中が少しスッキリとした気分になるような気がする。そういえば人間は寝ている時、脳内のデフラグを行うらしい。そういう感覚に似ているのかも。
最も美しいとされる比、それは黄金比。縦と横の長さの比の値がおよそ1:1.618(約5:8)であること。建築やアートにも多く取り入れられてきた黄金比。そんな黄金比によって完璧に描かれた蝶や貝殻の図面イラスト集『Golden Ratio Coloring Book』は、自然界に存在する数学的な美しさを追求していく。現在キックスターターで支援を募っている。
そういえば20世紀、ミステリーサークルなる不思議な模様の地上絵が、英国を中心とした世界中の畑に突如として出現して、世間を驚かせていた記憶がある。宇宙人の仕業か、超常現象か、様々な物議を醸し出していたが、結局あれは人間の仕業だったらしい。
そんなミステリーサークルのような地上絵を、雪原に描いた素晴らしいスノーアート作品を紹介しよう。ロシアのアーティスト、 サイモン・ベック (Simon Beck) が極寒のスイスアルプスに描いたのは、巨大な幾何学模様やフラクタルな模様だ。絵は、スキー板などを装着して、一歩一歩雪を踏みしめながら描かれている。
画家パブロ・ピカソの作品などに見られる、対象を主に幾何学的な図形に還元して描く、キュビズム(立体派) のスタイルに基づく水彩画作品。これらの作品を手掛けたアーティスト、アダム・リスター (Adam Lister) は、レオナルド・ダ・ヴィンチ、葛飾北斎などの有名な画家の作品を再構築したり、スターウォーズ、ポパイ、バットマンなどのポップカルチャーに登場するキャラクターの水彩画をカクカクに描いた。
干潮時の砂浜に描かれる絵、それはすぐに消え去ってしまう一瞬のサンドアート。アメリカ、サンフランシスコに住むアーティスト、アンドレス・アマドール (Andres Amador) は、1999年、ネバダ州で毎年開催されているアートの祭典バーニングマンフェスティバルに参加をしてから、彼自身の生き方を変えた。
ペルー生まれのグラフィックデザイナー、ジュリアンウェンガー (Julien Wenger)は、無造作に引かれた線の中からあらゆるモチーフを描き出す。交差する線からなるカラフルな図形が組み合わさって描かれるグラフィックは、幾何学的、数学的な印象を感じさせるデザインだ。人生の中で遭遇する混沌(カオス)や困難も、希望を持てばポジティブなものに変換することができるとジュリアンは語る。
ヴェネツィアのホテルやお店、図書館などの公共施設、教会などの歴史ある建築物、あらゆる床のデザインを撮影した写真シリーズ。幾何学的だったりカラフルだったり個性溢れる床でいっぱいだ。
マサチューセッツ工科大学(MIT)のエンジニア、ザカリー・アベル (Zachary Abel) は、クリップ、トランプ、串など、身の回りにある事務用品や様々な小物を使って、幾何学的な構造体を制作する。数学による特定の式に従って組み立てられる緻密な彫刻作品だ。
チェコ共和国の Pranaya Design より、神話、自然、幾何学、魔法などをモチーフとしたデザインのお部屋用ランプ。明かりを灯せば美しい模様が浮かび上がる。Pranaya Designは、アート、デザイン、木工を組み合わせたプロジェクトで、レーザーカット技術により天然の木に穴を開けてランプを制作している。
毎日が忙しくて心に余裕を感じられない時は、街に点在する床や地面のデザインになんて、あまり気に留めないかも知れない。写真家 Sebastian Erras は、芸術の都と名高いフランスのパリ全体で見つけた印象的なフロアデザインの写真を撮り貯めた。たまにはふと立ち止まって、足元をじっくりと眺めてみるのも良いかも。