
まるで木。いやどう見ても木じゃないか?って勘違いしてしまうクオリティ。年月をかけて風化し、化石化した珪化木であるかのように僕らの目を欺く彫刻作品。女性の顔、手、心臓など、人体のモチーフが多いこれら彫刻はセラミック粘土を用いて手で製作されているという。
まるで木。いやどう見ても木じゃないか?って勘違いしてしまうクオリティ。年月をかけて風化し、化石化した珪化木であるかのように僕らの目を欺く彫刻作品。女性の顔、手、心臓など、人体のモチーフが多いこれら彫刻はセラミック粘土を用いて手で製作されているという。
イタリアの芸術家ピーター・デメッツ ( Peter・Demetz ) による作品。彼は60cm未満のサイズで、非常にリアルな人間の彫刻を製作する。一見すると等身大の人間と見間違ってしまうほどなリアルさは、モデルの衣類の小さなヒダから、顔のシワ、髪の毛の繊細な流れまで表現されているためだ。
我々の何気のない生活の一部を切り取ったような構図と、たたずむポーズをとる人間の彫刻が生み出す世界は、どこかシュールな印象を与える。
アメリカ テキサス州で生まれたナタリー・フレッチャー ( Natalie・Fletcher ) は、人体にペイントする事で自らのアート表現を行う。まるで人間の体が"ねじれて"いるような作品から、自然の風景と一体化しているような作品まで。人間の体にペイントする事で生まれる独特さが魅力だ。