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Martin Jetpack

「The Martin Jetpack (マーティン・ジェットパック)」は、エンジンを背負って単身で飛行が可能となるジェットパックのことで、ニュージーランドの「Martin Aircraft 社」の創設者グレン・マーティンが考案し、1981年から実に30年以上もの間、発明と開発が続けてこられた夢の空飛ぶ乗り物である。

空を自由に飛びたいな!夢のような空飛ぶジェットパックが世界初の一般実用化まで待ったなし 「The Martin Jetpack」

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映画やSFの世界では、幾度となく登場してきたジェットパック型のパーソナルフライト装置が、ついに現実のものとなって実用化されようとしている。まさに憧れだった近未来の世界が目の前へとやってきたのだ。

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「The Martin Jetpack」には、200馬力のV4ガソリンエンジンが搭載されており、後方部の2つのファンを駆動させる設計だ。これにより飛行のための持続的な推力を確保し、毎時74キロ(毎時45マイル)の速度と、1,000メートルの高度に達することができる。カーボンファイバーとアルミ合金で作られており、航空機本体の重量は200kg、最大積載量はパイロット込みで120kgだ。

継続飛行時間は30分だ。あまり長いフライトはできないので、調子乗って遠出しちゃうと帰ってこれなくなっちゃうかも知れないので要注意だ。

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「The Martin Jetpack」は、2016~2017年内の市販化を目標とされており、既に注文を受け付けているとのこと。気になる市場のお値段は15万ドルを目標に設定されている。日本円に換算するとおよそ1,850万円で、庶民からすれば非常にお高いが、高級車を買うものだと思えば、実は結構安いんじゃないかと思える気もする。

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プライベートでのフライト用途だけでなく、警察、消防、救急サービスといった政府機関の緊急時対応での利用も念頭に置かれて開発されており、ヘリコプターの代替として、これまで侵入が困難だった電線や障害物などで覆われた屋根の上に着陸したり、閉鎖的な土地や場所でも飛行ができる、優れた能力を発揮する垂直離着陸機になるとも期待されている。

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実際に「The Martin Jetpack」で飛行している動画を見てみよう。露出した生身の人間がフワフワ浮かぶということで、墜落してしまうのではないかとハラハラしてしまうが、安全性は高いとMartin Aircraft 社は語る。安全に空を飛べるなら、とても楽しそうだ!

# 垂直上昇!離陸するジェットパックが格好良い!
浮上するMartin Jetpack

# すごい勢いで空を飛んでいる!
空を飛ぶジェットパック

# パラシュートを開いて着陸。綺麗に着陸できるかな?
着陸失敗?

# Martin Jetpack 5000ft flight - highlights

# Martin Jetpack Finding Solutions HD

まさに鳥になった気分!緊急時のパラシュートも備え付けてあるので、機体への致命的なアクシデントが起こった時に、飛行機やヘリコプターのように制御ができないまま、猛スピードで地面へと墜落してしまうという危険な事態は回避できそうだ。

夢が溢れる空飛ぶ乗り物「The Martin Jetpack」。低価格化や普及が進めば、マイ・ジェットパックで満員電車ともおさらばっ、渋滞知らずで風を感じながら快適な通勤、なんて。そんな未来の世界がいつの日か訪れるのかも知れない。

・マーティン・ジェットパック : http://www.martinjetpack.com/

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