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盲目の迷い猫。珍しい毛色のキメラネコが愛を知る (1)

ジャスミン(Jasmine)は迷い子猫だった。フランスのある通りで、おびえながら放浪していたところを発見された。彼女は二つの異なる遺伝子細胞を合わせもった珍しい毛色をしている。いわゆるキメラと呼ばれるネコだ。

そして明るい場所の下でも、瞳孔が大きく開きっぱなしになっていることから分かるように、ジャスミンはこの世界を見ることができない。だから決して一匹では生きていくことはできなかった。

盲目のキメラ猫、ジャスミンのお話と画像

盲目の迷い猫。珍しい毛色のキメラネコが愛を知る (2)

アニマルシェルターに保護された迷い猫ジャスミンと出会ったのは、人間の女性サンドラ・クードレイ (Sandra Coudray) 。ジャスミンの姿を見たサンドラは彼女に心を奪われ、盲目であることを知って引き取ることにした。彼女は、以前に加齢と共に目が見えなくなっていった猫を飼っていたことがあるからだ。

盲目の迷い猫。珍しい毛色のキメラネコが愛を知る (3)

当時のジャスミンは、栄養失調で人間の事も怖がっていた。しかし、サンドラと暮らすようになってからはキスやハグを愛し、人間のことも信じれるようになっていった。

盲目の迷い猫。珍しい毛色のキメラネコが愛を知る (4)

サンドラが家族に会いにノルマンディーへ帰省したとき、数日間ジャスミンの世話を弟に託した。ジャスミンはサンドラが居ない間、彼女の部屋のベッドの上で一日の大半の時間を過ごし彼女の帰りを待っていたという。

盲目の迷い猫。珍しい毛色のキメラネコが愛を知る (5)

今はすっかりと、お互いに必要とし必要とされる関係となった人間と盲目のキメラ猫。彼女は愛を知ったから、これからはもうきっと幸せに生きていける。

盲目の迷い猫。珍しい毛色のキメラネコが愛を知る (6)
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