
クジラの形をモチーフとし、クジラのヒゲ口部分がブレード(刃)になっているその名も「くじらナイフ」。くじらの体の曲線が絶妙に手にフィットする、かわいらしく実用的なナイフ。
炭素鋼からなる日本製くじら型ナイフ by 山下哲史

日本高知県の冨士源刃物製作所より、土佐の匠こと鍛冶職人である山下哲史氏のデザイン。子供の鉛筆削り用に、先端が鋭利でないナイフを作って欲しいとの依頼を受けて、くじらの形をしたナイフの形状を平成7年に考案した。
最初に発案されたのは、先端が丸く安全性の高いマッコウクジラ型ナイフ。デザイン画を描いていた際、頭を丸くして、持ちやすくする内に自然とくじらに似てきたのだとか。くじらナイフのフォルムは、まさに機能美といえるのだ。
くじらナイフは、山下哲史氏の手によって1本1本が鍛冶場で丁寧に製作されている。打刃物の工程である焼き入れや、油戻しもしっかり行われており、かわいいだけでなく、匠の熟練した技術によって生み出される本格的なナイフなのだ。
via @ thisiscolossal
鉛筆削りやペーパーナイフとして、そして簡単な木工用など、ちょっとした作業に最適なくじらナイフ。絶妙なデザインで、伝統的な土佐打刃物のおみやげや贈り物としても大人気だ。使うたびに楽しさを感じさせてくれそうなくじらナイフ。ぜひ一本手元に置いてみたい。
●けっこう欲しい:
土佐打ち くじらナイフ
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