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Kingii

「Kingii (キンジー)」は、水中で溺れてしまった時などに、トリガーとなるレバーを引くことで素早く浮き袋(バルーン)を噴出し、水面へと浮上することができる救命用の緊急浮上装置。リストバンドとして腕に巻き付けて携帯できる小型のデバイスである。今海外でも話題になっている新アイテム。

「Kingii」 緊急時は浮いて助かる!水難事故防止用に。安全に泳ぐために持っておきたいポータブルな救命具

海水浴

夏といえばやっぱり海水浴!海で泳いだり、サーフィンをしたり、もしくは川遊びやプールを楽しむために家族や友達とバカンスに出かける人は多いだろう。

溺れる

しかし水場で遊ぶ行為は、思いも寄らない水難事故に遭遇してしまう危険を潜めている。世界保健機関(WHO)は、実に37万の人々が毎年おぼれることを推定しており、米国沿岸警備隊の報告によると、溺れる人々の82%はライフジャケットを着用していなかった。

# Kingii
リストバンド型のポータブル水難救命具

今注目されているのが、このポータブルな緊急浮上装置「Kingii」。手首に装着できるスタイリッシュなリストバンド型のため、大きなライフジャケットを着用したくない場合でも気軽に装着することができる。

# バルーンが動作する様子
腕に装着するKingii
バルーンが噴出する
携帯浮き輪に

「Kingii」を作動させると、シリンダーから噴出されるCO2によってバルーンが膨らみ、見る見る内に浮き具となる。浮きは小さく見えるが、なんと275ポ​​ンド(約124kg)もの大人を水面へと浮上させる浮力を持っている。

# 浮きの浮力によって水面へと上昇していく女の子。 レバーを引くだけで作動するので、子供でも簡単に扱える。
浮上する女の子

浮きは48時間浮力を維持し、海で遭難してしまった時のためのコンパスや、救助を求めるためのホイッスルも備え付けられている。人命を救助するための優れた設計が施されているのだ。

# 目立つ浮き袋を抱いて救助を待つ。もし海でトラブルがあっても「Kingii」を装着していれば、リスクを格段に減らせるだろう
安全な海水浴のために

そして「Kingii」は使い捨ての道具ではない。バルーンを折りたたみ、予備の専用シリンダーをセットし直すことで何度も使用できる。

# シリンダーを交換して、バルーンを折りたたんで再利用
繰り返し使用可能

ちなみに「Kingii」という名称は、襟状の皮膚飾りを膨らませるエリマキトカゲ(Chlamydosaurus kingii)の名前が由来になっている。

# Kingiiの仕組み
kingii システム

気になるパッケージとお値段は、個人用では「Kingii」本体一つと、シリンダー二つのセットで79ドル(約9,800円)+送料。ファミリー用では「Kingii」本体四つと、シリンダー八つのセットで305ドル(約38,000円)+送料だ。万が一の時に命を救ってくれるかも知れないと考えれば、きっと安い価格だと感じるだろう。

# 救命具とは思えないお洒落なデザイン
お洒落なデザイン

# 家族での海水浴を安全安心に楽しむために
家族との海水浴

# あらゆるウォータースポーツの場面でも活躍
ウォータースポーツ

# 釣りなどのレジャーでも邪魔にならない!
kingiiのデザイン

# 親の目から離れて遊ぶ子供の安全のためにも
家族の安全のために

「Kingii」は、2015年9月の推定納期で予約を受け付けている。残念ながら日本の今年の夏には少し間に合わなさそうだが、今後こういった救命具を気軽に身に付けることが主流になって、少しでも水場での事故が減ると良い様に思う。

# Kingii - The New Standard in Water Safety

世界最小!水難時に活躍する画期的なインフレータブル携帯救命グッズ「Kingii」
www.indiegogo.com / KINGII

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