このエントリーをはてなブックマークに追加
キツネ?の彫刻アート

まるで宮崎駿のジブリアニメ「もののけ姫」に登場しそうな神々しく幻想的な動物の彫刻たち。動物の姿をベースに、植物や自然をはじめとした様々な物質の要素が付加されていて、その姿は決して単純な構造ではない。

動物と植物が融合したかのような幻想的な彫刻アート!by エレン・ジューエット (Ellen Jewett)

シカと花の彫刻アート

カナダ人の芸術家、彫刻家のエレン・ジューエット ( Ellen Jewett ) による美しい彫刻作品。エレンの作品構造の多くは、植物、動物、物体をミクロ的な視点から捉え、組み合わされたスカルプチャーアートとして表現される。

コイの彫刻アート

エレン・ジューエットの彫刻のいくつかは幻想で、いくつかは美しい、そして神々しさとグロテスクさを潜める。

コイの彫刻アート

シュルレアリスム (シュールリアリズム) とは、超現実主義なことで、芸術においては現実を超越した世界や世界観を絵画で描いたり、文学や彫刻で表現することである。現実を無視したそれらは、まるで夢の中を訪れているような独特の現実感と形容され、ある種のファンタジー世界であると言える。

ウサギの彫刻アート

エレン・ジューエット (Ellen Jewett) は、カナダのオンタリオ州生まれた。イモリやカタツムリの中で育ち、若い年齢の頃から自然に三次元のオブジェクトを形成するようになっていた。彫刻の制作の全てはハンドメイドで行われ、指とブラシしか使わない。最初に、骨組みを金属で組み立てて、粘土を使って彫刻の細部を形作っていく。

ネズミの彫刻アート

彫刻の塗装には、油絵具やアクリル絵具を使用し、動物の瞳にはガラスやアクリル製のパーツがはめ込められている。

動物の彫刻アート

エレン・ジューエットは、動物彫刻のアート制作を長く続けていく中で気づいた。彫刻は、より少ない物理物質で構成することによって、よりエモーショナルな存在に進化することに。

ゾウの彫刻アート

造形を構成する物質をより減らし、より引いていく。彫刻のネガティブスペース (間に存在する空間) を増やすのだ。その効果は、作品をよりシュルレアリスムで幻想的に、そして異世界から舞い降りたかのような異質感と神々しさを付加させる。何とも独特な美しい雰囲気を生み出すのだ。

タコの彫刻アート

艶出しや塗装、そして仕上げに使用する塗料の原料には、潜在的に時には任意的に毒性の媒体を避けた。よりローカルな自然原料をベースにした素材を選ぶ。

鳥の彫刻アート

エレン・ジューエットの彫刻作品は、既存作品を海外からでもオンラインで購入して発送してもらうことができる。また、どのようなデザインの彫刻が欲しいかを伝えることによって、カスタムオーダーによる作品の製作も受け付けているようだ。

1
11
22

カスタムオーダーは最小525ドルから受け付けているが、待ち時間は長いという。彼女が、彼女のビジョンや興味と最も一致しているものから優先する、という傾向があるとのことだ。もちろん二つとして同じ作品は出来上がらないので、世界に一つだけのオリジナル作品である。

1

動物が植物を取り込んだ、いや植物に取り込まれた動物なのかも知れない。枯れ朽ち果て、まるで自然の神となったようにたたずむ。そんな動物と植物、そして無機質な物質が融合したかのような美しい造形を持つ幻想的な彫刻はいかがだっただろうか。

4
1

シュルレアリスムな彫刻作品ということで、その魅力を言い表すのは難しいが、もしこんなファンタジーな動物が実際にいたら、あるいは夢の世界で出会ったら、と想像を走らせると…とてもワクワクするよね。

エレン・ジューエット (Ellen Jewett) :
ウェブサイト
オンラインショップ

Sponcer Link