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2,796マイル歩いた男の変化

一人旅は男を成長させる、なんてことはよく耳にするが、果たしてどこまでの旅のことを指すのだろう。 少なくとも彼が行った1年にも及ぶ旅は、男を成長させるのには充分だっただろう。

2007年の秋、冒険家であり旅行作家のドイツ人 クリストフ・リーヘッジ ( Christoph Rehage )は、中国北京からドイツまで、5000マイルという距離を徒歩で旅をして帰宅するという、驚くようなプランを立ててそれを実行に移した。

2,796マイルを歩いて旅した男!風貌と顔つきの変化が凄いビフォーアフター

2007年の11月9日から2008年の11月13日までクリストフの旅は続いた。旅は中断され徒歩でドイツまで達するには至らなかったが、それでも2,796マイル (およそ4,500km) という膨大な距離を歩いた。


■旅へ出る時のクリストフ、髭は剃り、頭も丸めた
旅のスタート

クリストフは自らの変化を記録するため、旅の最中に毎日セルカ(自画撮り)を行った。そしてそのタイムラプス動画を2010年に公開した。彼の変化を画像とGIF、動画で見ていこう。

The Longest Way !


薄っすらと毛が生えた。まだ殆ど変化は感じられない。
503
601km


真冬の上海。少し髪と髭が伸びてきた。
1000km

0kmから1000kmまでのタイムラプス
0kmから1000kmまでのタイムラプス

心なしか少しずつ顔つきに変化が見られるような気がする。イケメンに磨きがかかる。
1330
1540km

髭も髪も物凄く伸びてきた。
2000km

もう出発の頃の面影はない。別人みたいだ
2452km
2613km

3000km歩いたクリストフ・リーヘッジ
3000km

落ち着きと目力を感じる。何かを悟ったような気さえする
3379km
3669km

髭は木の根のように長く成長した
4000km

旅の終焉間近。風景やシチュエーションとあいまって、まるでギリシャの神々のような風貌と風格
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ここで旅を中断。ヘアカットを行う
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そして家に帰ってきた
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長い旅を終えた男のビフォーアフター
beforeAfter

痩せた事も印象の変化に関係あると思うが、旅前では物腰柔らかそうな青年が、旅後には精悍で鋭く大人の男の顔つきに変化したようにも感じる。

スライドショーの動画では、2,796マイルの旅とクリストフの容姿の変化を一気に観る事ができる。風景が移り変わっていくのはもちろん、ストップアニメーションのようなユニークな作りにもなっていて、とても面白いので是非観て欲しい!

Christoph・Rehage : "The Longest Way"

本当に長い長い旅!

世界をひたすらに歩き見て旅をする、これほど純粋に生きているっていう事を実感できる事が他にあるだろうか。長い間世界を一人旅したというその充実した経験は、人生において一生貴重な体験や思い出として残り、きっとその人間に確固たる自信を与えてくれるだろう。

僕もとても旅に出たくなってきたぞ。

クリストフ・リーヘッジ Christoph・Rehage :
christophrehage.com

旅の記録のブログ :
www.thelongestway.com

書籍 The Longest Way: 4646 Kilometer zu Fuss durch China
www.amazon.co.jp

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