悲しいかな人間は生を全うした後、誰であっても必ず死んでしまう。 誰かが亡くなった後は、死者を弔うために葬儀を行い、遺体を埋葬するのがどこの国でも行われている一般的な慣習だ。
ちなみに世界の国々でもっとも行われている埋葬方法は「土葬」や「火葬」などだが、「鳥葬」という珍しい埋葬方法もある。
樹の種、根となりやがて森となる。エコで新スタイルな埋葬方法を画像とあわせて紹介!
さて、今回紹介するのはイタリアの企業が提唱している新しいスタイルの埋葬だ。 簡単に説明してしまうと、まるで種や卵のような形状をしている有機的な"ポッド(棺桶の代替)"に遺体を格納し、それを土の中へと埋める。そしてその"ポッド"が根となるようその上に樹木を植える。
■遺体を卵のような形状の有機的な棺に胎児のような格好で格納する。それを地中に埋め、その上から樹を植える。
via @ boredpanda
なおイタリアでは、国がこれらを正規の埋葬方法として認めていないため、現段階ではあくまでエコでオーガニックな新しい埋葬概念の提唱に留まっている。
ちなみに日本には「樹木葬」と呼ばれる一見すると似たような埋葬方法があるが、そちらは火葬後の遺骨を埋めてから墓標として樹を埋めるため、今回紹介した埋葬方法とは本質的にはかなり異なっている。
今回紹介した埋葬に関する新しい概念。樹や自然が好きなら、新しい埋葬スタイルとして魅力的に感じる人もいるのではないだろうか。個人的には、墓地を訪れる代わりに森を訪れるようになるって所は、結構素敵な一面なんじゃないかなと感じたよ!
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